大塚は、本来、東京都文京区に属する地名ですが、山手線の大塚駅が、池袋駅のお隣、豊島区の現在の場所(豊島区南大塚)にできた関係で、大塚駅周辺も元々の巣鴨という地域名から大塚の名がついた「北大塚」と「南大塚」という地域名に変わっていきました。大塚駅前に巣鴨警察署があるのも、昔、この地が巣鴨と呼ばれていた名残だと言われています。
大塚駅には、東京都交通局が運営する路面電車(都電)の最後の1系統である荒川線が通っており、JRの駅から巣鴨よりのガード下いっぱいに停留場が設けられています。大塚駅の改良工事進展に伴い、JR駅内の南北自由通路が開通するまでは、北口・南口両方からホームに行き来することが可能な当停留場が、事実上のJR駅の南北自由通路を兼ねていました。
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第二次世界大戦前は、この近辺に花街ー(元々は、遊女屋や芸妓屋が集まっている地域を指す)があって、かなり賑わっていました。そのため、大塚まで地下鉄が乗り入れる計画が立ちあがりましたが、大塚駅一帯が低地であり地下鉄を通すことが難しかったため、地下鉄乗り入れは実現しませんでした。しかし後に、元々大塚駅の設置予定場所になっていた、南の高台(文京区大塚)に東京地下鉄丸ノ内線の新大塚駅が開業しました。
大塚は、駅前にロータリーがあるものの、大きな幹線道路に面していません。ですから、池袋まで歩いて行けるほど近いにも関わらず、私鉄のローカル駅に降り立ったような適度な田舎感を感じることができます。また、昔の花街があった商店街を中心に、終電過ぎても営業している飲食店も多数あり、都会の良さと田舎の良さの両方を感じることができる街でもあるのです。